更新日: 2022.10.17
公開日:2022.08.05
<後半>子育て世帯へ計3000セット以上のレゴ®ブロックをプレゼント!?レゴジャパン×フローレンスの子育て家庭支援プロジェクトとは?

前半では、子育て家庭へレゴ ブロックをプレゼントする取り組みのきっかけや、子どもの“遊び”や“学び”を取り巻く環境についてお聞きしました。
◇◇ 記事の前半はこちら ◇◇
<前半>子育て世帯へ 寄付総数3000セット以上のレゴ ブロックをプレゼント!?レゴジャパン×フローレンスの子育て家庭支援プロジェクトとは?|SiN
後半では、実際にレゴ ブロックを使った遊び方や子どもにあったレゴ ブロックの選び方、子育て家庭へ向けたアドバイスやメッセージをお伝えします。
実際に子育てをする上で、
- 忙しくて子どもとの時間が取れない
- 子どもとの向き合い方がわからない
- 子どもに関して、いざというときに頼れる人がいない
という、実際にレゴ ブロックを使った遊び方や子どもにあったレゴ ブロックの選び方、子育て家庭へ向けたアドバイスやメッセージをお伝えします。困ったときに役に立つ必見情報となっていますので、是非ご覧ください。
1. 楽しみながら学べる!レゴ ブロックを今より上手に活用する方法

1-1. 子どもにぴったりなレゴ ブロックを選ぶ方法が知りたい!
―― 初めてレゴ ブロックを買う際、どの商品を選べばいいのかわからない方もいるかもしれません・・・。レゴ ブロックの選び方にコツはあるのでしょうか?使いやすい、買いやすい、などといった入門編のような商品があれば教えていただきたいです。
(中島さん)
選び方のコツという点では、子どもの興味があるテーマに近いレゴ ブロックシリーズを選んでいただくといいかもしれません。
例えば、1歳半以上が対象年齢のレゴ® デュプロ®で言えば、消防車が好きだったら「デュプロのまち しょうぼうしょとヘリコプター」、動物が好きだったら「デュプロ どうぶつシリーズ」があります。ごっこ遊びが好きだったら、「ディズニーシリーズ」があるのでそれでお姫さまごっこをしたり・・・。
子どもが興味を持って遊ぶことが一番大切なので、商品選びに迷っている場合は子どもの関心事に合ったレゴ ブロックシリーズを選んでみてください。
また、レゴ ブロックには、それぞれの商品ごとに対象年齢が設定されており、対象年齢で難易度が調整されています。ですので、子どもの年齢に合ったレゴ ブロックを選ぶのもいいですし、初めて遊ぶのであれば、子どもの年齢より少し下のレゴ ブロックを選んでみてもいいかもしれません。
自分で一からものを作ったりカスタマイズするのが得意な子どもでしたら、「黄色のアイデアボックス」がおすすめです。ボックスの中にレゴ ブロックがたくさん詰まっているので、自分の好きなように遊ぶことができます。
ただ、自由に遊べるアイデアボックスのような商品は、どうしても「買った後は、あとは一人で遊んでね」と放置してしまいがちです。
子どもと一緒になにかを作ったり、子どもが作ったものについて一緒に話したりなど、自分以外のアイデアやリアクションに触れたり、他人との繋がりがあることで子どもはより遊びに熱中しますし、喜びを感じます。なので、なるべく“レゴ ブロックを買ってあげておしまい”にならないように、一緒に遊んであげられればより良いですね・・・。
―― ありがとうございます。子どもの興味や好み、年齢に応じて選ぶことができるくらいに商品ラインナップが充実しているのは、レゴ ブロックならではの強みですよね。たくさんの種類の中から選ぶことも、子どもにとっては楽しみの一つになると思います。
1-2. 形を作るだけじゃない!レゴ ブロックを使った6つの遊び方
――「記憶ゲーム」のようなレゴ ブロックの遊び方を教えてください!SiN読者の方も気になっていらっしゃるかと思います。
(中島さん)
はい。「記憶ゲーム」も改めてご紹介いたします。どれも楽しんでいただけるようなゲームですので、是非遊んでみてください!
◇記憶ゲーム

- 1人が形をつくり、他の人に10秒見せる
- 形を隠して、他の人が30秒間以内に、記憶力だけで組み立て!
- みんなで答え合わせ!
まずは3つのブロックからスタート!!
◇カタチは合うかな?

- 1人がテーブルの下など相手に見えないところで形を作ろう!
- 組み立てが終わったら、形を説明しよう(相手に形は見せないよ)
- ほかの人は説明を聞いて形を想像し、組み立て、終わったら答え合わせ!
◇記憶ゲーム2

- 1人が6つのブロックをすきなように並べよう!
- 他の人が20秒で場所を覚えたら、並べたブロックは隠そう
- 1人1人順番に場所を答えよう!
◇ビルディングトライアル

- 1人が6つのブロックですきな形を作ろう
- 形をみて、他の人は何を作ったか当ててみよう!
わからないときは、「それは動物?食べ物?」「どこにいる?」などと質問をして、推理してみよう!
◇色を当てよう

- 目をつぶって1つずつブロックを取ろう
- せーので、周り(家の中など)を見て、近くにある同じ色のものを探してみよう
- ブロックでその形を作ろう!
◇ぶらさげよう

机や棚からいくつブロックをぶらさげれるか挑戦しよう!
ぶらさげる数を指定したり、ぶらさげ方を工夫したりしてみよう。
2. ひとりで抱え込まないで。ひとり親家庭へのアドバイスやお役立ち情報

2-1. 離婚前後で不安定になっている子どもに、どのように接してあげればいい?
―― 離婚後の生活で自身が忙しくなり、子どもと一緒に過ごす時間がとりにくくなってしまったり、離婚前後の落ち着かない状況や離婚後の環境に馴染めず子どもが不安定になってしまったりと、離婚をする場合には子育ての様々な場面で壁にぶつかってしまいがちです。親としてどのように子どもに接してあげればいいのでしょうか?
(中島さん)
私達は、相手が子どもに限らず、「相手が何を欲しがっているか、どういう状態かを知ること」を人と接する上での心構えにしています。
子どもは、遊びに限らず常にたくさんのアイデアや思考を持っています。離婚後という場面のみならず、 まずはしっかりと話を聞き、なにをしたいのか、なにを考えているのか、どう感じているのかなどを知り、子どもと向き合ってあげてください。コミュニケーションを取った上で実際に一緒に遊んだり、リアクションをしてあげたりするだけで子どもが自信を持てます。
それに、親と自分の間にきちんと繋がりがあることを実感できます。日々多忙の中、まとまった時間が取れなかったとしても、少しの時間でも子どもと向き合うことを心がけてみてください。
2-2. フローレンスの事業の中でひとり親家庭が受けられるものはある?
―― SiNの読者には、シングルマザーの方やこれから離婚をされる方が多くいらっしゃいます。もし、フローレンスが行っている支援サービスの中で、ひとり親家庭向けの支援サービスがあれば是非教えてください。
(山﨑さん)
フローレンスの事業で病児保育があります。子どもが急に体調を崩してしまうことは、子育てをしていく上ではどうしてもあると思います。病児保育とは、「大事な会議を控えていて仕事を休めない」「明日はどうしても外せない用事がある」というときでも、当日の朝8時までにご予約いただければ、フローレンスの病児保育スタッフがご自宅に駆けつけて子どもの保育をする、というサービスです。
ひとり親家庭の方は「寄付によるひとり親支援プラン」をご利用いただくことができます。
このプランは、いただいた寄付で運営をしているため、低価格なご利用料金が実現しています。経済面や人手の面でただでさえ大変なひとり親家庭の方々にこのプランを活用いただき、少しでも心の余裕が生まれるきっかけとなれば何よりです。お困りのときは、是非フローレンスを頼ってください。
(参考)フローレンスの病児保育|認定NPO法人フローレンス
認定NPO法人フローレンスが行っているそのほかの支援事業はこちら
(参考)フローレンスの保育園|認定NPO法人フローレンス
―― 園児ひとりひとりと向き合いながら自己肯定感を育み、「やりたい!」を引き出す認可保育園です。
(参考)インクルーシブひろば ベル|認定NPO法人フローレンス
―― 障がいの有無に関わらず利用することができる、すべての子どもがわくわくするような遊びの場です。
3. 子育て家庭に向けてメッセージ

―― 最後に、子育て中の親御さんや子どもへ向けてメッセージをいただいてもよろしいでしょうか。
(中島さん)
家庭環境は様々ですが、“遊び”はどのご家庭でも日常的に取り入れていただける要素です。“遊び”は学びを促進したり、コミュニケーションを通じて人との関係性を構築できたりと、子どもを含め家族全員のよりよい将来につながるヒントがたくさん詰まっています。
レゴジャパンは、レゴ ブロックを通じて充実した“遊び”の機会をご提供し、たくさんのご家庭のお役に立てればと思っています。全ての子どもに質の高い遊びの機会を持っていただくため、製品の考え方を通じて日々活動行っていますが、やはり会社と我々社員ができることには限界があります。
そのような中で、フローレンスのような信頼できるパートナーのご協力があってこそ、より多くのご家庭に“遊び”の機会をお届けすることができています。
ですので、子育て中のご家庭の皆さまは、フローレンスが行っているサポート事業やお取り組みなどを是非ご活用ください。よりよい将来のために、より充実した体験や親子の時間を少しでも多く過ごしていただければと思っております。
(山﨑さん)
厳しい状況にいらっしゃる子育て家庭の方々は、声が上げにくかったり、そのお声が支援機関まで届きにくい現状にあります。そのような方々と信頼関係を築き、変化や声をキャッチし、適切な支援につなげるために、私たちはこども宅食を開始しました。
こども宅食には、継続的なコミュニケーションを取ることでご家庭の状況の変化にいち早く気づき、必要に応じて専門的な支援機関につなぐ、セーフティーネットのような役割もあります。ですので、少しでもご興味や関心を持たれたら、気軽にフローレンスへご相談ください。
また、レゴ ブロックは誰もが知っていて誰もが楽しむことができる製品です。なので、私たちがこども宅食の支援活動をするときにレゴ ブロックがあると、子どもとのコミュニケーションがとても取りやすくなったり、ご家庭からの信頼感をグッと得やすくなるんです。レゴジャパンのような信頼感のある企業にご協力いただけるのは、本当にありがたいと思っています。
ワークショップのときに、「子どもが「レゴジャパンのお兄さんお姉さんに褒められて本当にうれしかった」と喜んでいた。自分自身、子どもの褒め方がわかって勉強になった」と親御さんから仰っていただきました。
実際にワークショップでは、子どもに対して積極的に褒め、肯定的な言葉しか使わないようにしていました。子どもが学びを深め、のびのびと成長していくには、親御さんが子どもの自己肯定感を育てて、長所を伸ばしてあげることが大事だと思います。
―― 子どもの将来は誰にも予測がつきませんし、未知数です。色々なことを見て、聞き、体験し学ぶことは、子どもの可能性を広げ、子ども本人やそのご家族のより良い未来へとつながっていくのですね。
レゴジャパンとフローレンスは、そんな子どもやご家庭へサポートをするお取り組みをされていること、またどのような思いでお取り組みをされているのかを、このインタビューを通じて知ることができました。貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!